Takaのアメリカ留学日記

2019年8月からアトランタに交換留学。アメリカ生活、アメリカと日本の社会問題について気ままに書いていきます。

アメリカ留学から早期帰国~最後に見たアメリカの様子~

お久しぶりです!

タカです!

 

みなさんお元気でしょうか。(1カ月ぶりの投稿?(笑)

 

新型コロナウイルスに世界の注目が集まる今日この頃ですが

 

僕もその影響を受け、アトランタでの交換留学をストップし、

 

先日日本に帰国しました!

 

2019年8月~2020年の5月までの留学だったので、1カ月早まっての交換留学終了となりました。

 

3月はテストやら、帰国の手続き、友達のお別れにてんやわんやでしたが、

 

帰国して、自主隔離をしつつ、久々の日本でゆっくり過ごしています。

 

部屋の掃除をしたり、ヨガをしたり、本を読んだり、料理をしたり

 

意外と充実した自主隔離をしています(笑

 

今回の記事では、帰国する前に見ていたアメリカ、特にアトランタの様子を紹介します!

 

 

今日だけでアメリカでは1万人以上の人が感染をしていて、状況はかなり深刻化しています。

 

日本のテレビでは見れないアメリカの状況の一側面として見てもらえればと思います!

 

【学校】

オンライン授業

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まずは留学先の学校についてですが、現時点ではオンライン授業での実施となりました。

 

3月の頭の時点でシアトルやカルフォルニア等の西海岸でコロナの影響が出始め、

 

ジョージア州に10~15人程度の感染者がいた時、

 

学生による署名活動が始まっていました。さすが、アメリカ。

 

1日で1万人の署名が集まっていて、3万人強の大学なのに、最終的には2万人のサインが集まっていました。

 

当時の自分は、まだジョージア州は深刻ではないし、交換留学で現地に来ているんだから、オンライン授業は日本でも出来るから嫌だと。思っていたので署名には大反対でした(笑

 

結果、他の大学の波を受けてか、署名に効力があってか、オンライン授業になりました。

 

(決定のタイミングで春休みに入り、春休みも延長になったので、オンライン授業はアメリカでは受けてはいません。)

 

全ての施設が閉鎖

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オンライン授業決定に伴って、教室・ジム・図書館等全ての大学施設が閉鎖になりました。

 

大学のグッズ(パーカーやキーホルダー等)が売っている大学ストアも閉まったので

 

欲しかった服を買えずに帰国になったのは心残り(ピエンというやつです。(笑))

 

春休みに入ったものの、基本的に全員が旅行をキャンセルし、全員何もない寮で過ごす生活になりました。

 

インターナショナル生の寮だったこともあって、みんな車もないし、外のお店はやってない、集まりはダメというルールもあり

 

コンクリート向きだしの寮で監獄生活のような異様な雰囲気でした。

 

友達の中にはこの1月から留学を始めた韓国の友達がいて、彼らはたった2ヶ月で帰国、春休みもコロナでどこにも行けないという

 

なかなかに可哀そうな状態でした。

 

ルームメイトとさよならを言えない

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コロナが各国で広がっていく中で、寮からは毎日のように友達が出ていきました。

 

特にヨーロッパ圏の学生は荷物を取りまとめて、すぐ帰国。

 

韓国の友達は帰国便が80万円するということで帰国したいけど、帰れないという状況にもなっていました。

 

そして、僕は気分を変えたかったのでアトランタから少し離れた田舎にある友達の大学に行っていたのですが

 

そんな時に、急にイギリス人の仲良くしていたルームメイトから

 

「タカ、今から(イギリスに)帰らないと行けない。」と

 

大学からの要請で急遽帰国となりました。

 

自分がいた場所が遠かったこともあり、空港まで見送りすることも

 

直接「ありがとう」や「さよなら」も言えずに別れる事になりました。

 

当時は凄くつらかったですが、人生一度きりなんだと強く思わせてくれるいい経験になりました。

 

絶対イギリスに行きます(笑

 

【コロナ対策】

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アトランタではスーパーや一部のお店を除き閉店、

 

空いているお店もドライブスルー・テイクアウトの形でした。

 

スタバではイスが取っ払われていた程です。

 

また、僕がいた友達の田舎の大学周辺では夜7時~朝5時までcurfew(門限)がその地域限定で発令されていました。

 

門限が家だけじゃなく、地域に出ていたのは衝撃でしたし、ゴーストタウンのように誰もいませんでした。。

 

アジアで始まった頃は他人事だったのに、たった1週間~2週間で街が停止するほどの騒ぎになっていました。

 

【コロナの捉え方】

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アメリカのコロナに対しての捉え方は

 

・あれは私に関係ない。さぁ遊ぶよ!

・トイレットペーパー!!!!!!!!

 

の過剰に反応するか、全く興味がないかの2択。超極端!

 

大学の寮の周りはほとんど人がいなくて、近くのスーパーに行っても

トイレットペーパーや冷凍食品、生鮮食品までもほとんど何もない。

 

スーパーに荷物が届けば、トラックから降ろそうとした値札のついていない

トイレットペーパーや水に客が群がった話まで

 

かなり過剰反応な状態でした。

 

その一方で、

 

アメリカ在住の友達と気分転換がてら、ランチをドライブスルーして公園でゆっくり食べようかと

 

ちょっとリッチな地域に行ってみると

 

子供たちがランチボックスを片手に公園でわんさか遊んでいたり、

 

犬を連れて、ランニングを楽しんでいる人がいたり、

 

普通の公園のようなゴルフ場でカジュアルに50人以上の人がゴルフを楽しんでいました。

 

あれ?ここはコロナの情報が来てないの?と聞きたくなるような景色。

 

さらに言えば、その地域には白人の人しかいなくて、

 

アメリカの人種社会をうっすらと感じた瞬間でもありました。

 

イギリスからの友達

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春休みが始まる少し前、僕の部屋にはルームメイトの友達のイギリス人2人が泊まっていました。

 

僕のルームメイト2人と彼らでマイアミに行く予定だったんです。

 

ただ、先に言ったようにルームメイトは大学からの要請で緊急帰国になりました。

 

彼らも変えるのかなと思いきや、まさかのフロリダ・マイアミに向かったとか。(笑

 

インスタグラムを見たらオープンカーに乗って、クラブで踊りあかして、かなり満喫している模様。

 

春休みはアメリカ学生がフロリダ・マイアミに集まるそうで、アトランタとは違って、コロナを何1つ感じさせない様子でした。

 

ちなみに、そのイギリス人の1人はアトランタに来た2日後にクラブに行って

次の日に橋の下で目覚めるという

 

なんとも面白いandクレイジーだったので、まぁ彼らなら大丈夫でしょう(笑

 

アメリカの貧弱な医療制度

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世界で1番の感染者数を誇るアメリカですが、実際に過ごしてみて理由は察し。

 

圧倒的に医療制度が脆弱。

 

アメリカの医療は、国が補償せず、超高額の保険に入らなければなりません。

 

救急車を呼べば1万円~2万円。

 

さらには、超資本主義社会で最低賃金7.25$(ウェイター2.5$)で

 

全員が保険に入れるわけではありません。

 

そして、今回のコロナウイルスではその対処に保険が適用されず

 

検査に30万円という事態でした。

 

そんな状態では、多くの人が病気の状態でも

 

・高額の支払いをしたくないから

・少ないなりにも生きていくために稼がなければならないから

 

仕事に行き、

その場で感染力の強いコロナが広まっていきました。

 

また、アトランタも道行く人は少ないですが

 

ある公園の側を通った時、ホームレスの方が30人以上いました。

 

彼らにはコロナの情報はおそらく伝わっていなくて、

 

伝わっていてもそんな医療体制であればどうすることも出来ないと思います。

 

トランプ大統領がお店が閉店しまったことで働けない人のためにお金を給付する、医療補助をすると言っていますが

 

どこまでの人にお金が配布されるのでしょうか?

 

まとめ

以上、アメリカの現状についてでした。

 

僕はアメリカの状況が日に日に悪化して、人が一瞬にして消えてなくなった都市部にいました。

 

そして、ルームメイトのいない、コンクリートむき出しの無機質な部屋で事実上の隔離を経験しました。

 

また、フロリダのディズニーに行った友達が近くにいたりで、出国するまで、あるいは帰国後も自分に症状がないのか不安を持っていました。

 

帰国して5日が経ちましたが、幸いにも症状はありません。

 

コロナの怖さ、広がりを身近に感じているからこそ、出来るだけリスクを抑え

早くこの問題が終息をして欲しいと願っています。

 

誰にでもかかるリスクがあるからこそ、早く終息に向かえるように

出来るだけ外出を控えて、一丸となって問題解決に取り組めたらと思っています!

 

自主隔離で暇な人のために、意外と充実した時間の過ごし方をシュアします~