【社会学コラムNo.10】知ってた?情熱的なキスはマイノリティ?
お久しぶりの社会学シリーズ第10弾~キス編~
いやいやキスが社会学と関係あるの?って話なんですが
あります!めちゃくちゃあるんです!
◎結論 情熱的なキスは世界で見たら少数派!
えっ? どういうこと?
アメリカ映画やドラマでは、日本よりも圧倒的に高い頻度でキスを見かけますよね(笑)
そんな愛情表現として行われるキスですが、
このマウス・トゥ・マウスのキスは実は世界共通ではないんです。
ある研究結果(https://anthrosource.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/aman.12286#aman12286)
で世界168の地域を調査した所
なんと
46%の地域でしか、マウス・トゥ・マウスのキスはしないことが分かったんです!
えっ?他の社会は何してるん?
残りの54%の社会はお互いの口を使わずにキスをしているんです。
◎なぜマウス・トゥ・マウスじゃないのか?
この54%の社会が主にある場所としては
アフリカや南アメリカ大陸が挙げられます。
彼らの社会では、衛生面から口と口でのキスは
- 危険
- 気持ち悪い
- 病気になる
という風に捉えられているんです。
◎じゃあ、どうやって愛情表現するのか?
ライトめな愛情表現であるキスなくして
彼らはどうやって愛情表現をするのでしょうか?
いくつかの例を挙げてみました。
・ブラジルのキス
勝手ながらブラジルは凄く情熱的なキスをしていると思っていましたが
彼らのキスは、アイブロウ。
アイブロウとアイブロウを合わせることで愛情表現をするそうです。
・オセアニアのキス
オーストラリアが位置する、オセアニア地域にある「オセアニアキス」は
顔を近づけあって、相手のエッセンスを感じ取る
そうです。
エ・ッ・セ・ン・ス??なんやそれは!(笑)
という感じですが、これもキスの代わりにある愛情表現です。
・モンゴルのキス
モンゴルにあるキスもこれまた不思議。
1人が相手の頬に鼻を当てて、口で「パッ」という音を立てるそうです。
う~ん。なるほど。
◎国や地域によってキスは様々
ここまで紹介したように、キス1つ取ってみても
社会や地域が違えば全く方法や考え方が違うんです。
もはやそれは何なんだ。というキスもありますが
おそらく彼らからしてみれば、僕たちの愛情表現の方が何なんだと言いたくなるのでしょう。
今回は日本社会に当たり前のようにある愛情表現から見た、社会の違いでした!
他の国の人に出会ったら、一度聞いてみてください!